リーガルのスペシャリストは、クライアントから与えられた課題に、客観的な立場から法的な知見を提供することを自らの役割としてきました。その重要性は否定できませんが、法的な知見を事業に落とし込むまでの間には大きなギャップがあります。また、事業の障壁となる課題を発見する行為には、時に高度なリーガルセンスが要求されます。
私たちは、インハウスのリーガルチームのように、クライアントと並走して議論を交わし、事業のアイデアから法的な課題を見つけ、そうした課題を解決するための法的な仕組みやルールを企画し設定します。必要があれば、利害関係者との調整や交渉も推進します。私たちは自らを「Business Enabler(新たな事業のアイデアの実装者)」と定義しています。
クライアントに法的な知見を提供することは、問題解決のアプローチ(How)のひとつに過ぎません。たとえば、弁護士以外の専門家とも連携しますし、規制当局とあるべきルールを議論することもあります。私たちが追求すべきなのは、クライアントが目指す新たな事業のアイデアと価値の実現、それを通じた社会課題の解決(What)であると考えます。
私たちが志向するのは、リーガルの専門性とビジネスマインドを武器に、事業のアイデアを実装する課題解決のプロフェッショナルです。事業開発から攻めの法務機能の確立、IPOに備えた早期法務DDやコンプライアンス体制のセットアップ、資金調達などの交渉まで、皆さまのアイデアを実現するためにベストを尽くします。